2022年5月31日 • 所要時間:約3分

効果的なチーミングのためのオフィスコラボレーション

チームがオフィスに集まるべき「理由」を体現するワークプレイスの創造

by Haworth, Inc.

より多くの企業がハイブリッドワークやリモートワークポリシーを確立するにつれて、勤務形態が以前の状態に完全に戻ることはないと言い切ることができます。しかし「未来のオフィスとはどのようなものなのか?」という疑問や 「オフィスに戻る必要性はあるのか?」といった疑問は、従業員と雇用主の両者が今も抱える問いです。

Leesmanの代表であるAllison Englishは未来の仕事の姿を探る研究を行っています。ワークプレイスの有効性を測定し、従業員の体験を調べ、より優れた企業ワークプレイスや仕事のためのその他の場所を創生するにはどうすればよいか追求しています。Englishは90を超える国からの参加があったグローバルハイブリッドワーク研究の所見を共有しました。そのEnglishによれば、「今、ワークプレイスの『なぜ』を定義することがかつてないほどに重要になっています。」

世界的に見て多くの企業リーダーは、従業員に週3~4日オフィスに戻るよう要求し、従業員からの「なぜオフィスに戻る必要があるのか?」という問いにしばしば直面しています。リーダーは、ただ「戻ってきてほしい」という回答よりも、より良い答えを提供する必要性に迫られ始めています。従業員はより高い柔軟性と自由を求めており、企業はオフィスをハイブリッド戦略に適応させる方法を決定する必要があります。

企業と従業員のニーズを調査する

現在では、在宅勤務は場所を問わない働き方のエコシステム内で不動の地位を確立しつつあり、企業はこのエコシステム内で従業員たちが作業とコミュニケーションのバランスを取る方法を明確化する必要があります。多くの従業員にとって、自宅は各自の集中作業、読み書き、定期的な招集への対応、バーチャルミーティングに即した便利な場所となりました。しかしオフィスは、チームのコラボレーション、創造力、文化の中心地であり、物理的な資材とリソースに用意にアクセスできる場所として捉えられるようになりました。新しく生まれたサードプレイスは、オフィスまたは自宅での注意散漫から離れた、一時的な集中作業やタッチダウン席での作業に適したフレキシブルな選択肢を提供することができます。 

場所を問わない仕事の仕方

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オフィスのニーズに注目する

近年の状況は、従業員が多様なテクノロジーを使って、リモートでコラボレーションや作業ができるということを証明しています。オフィスとは、従業員が連携してプロジェクトに取り組むためだけの場所ではないように、従業員たちが週に数日間だけオフィス出勤することが求められる単なる物理的な空間以上のものである必要があります。企業は、どうすればオフィスがチームの柔軟性とアクティビティ選択の自由をサポートできるような理想的な作業場所となるのか、その方法を再考する必要があるのです。つながり、コラボレーション、文化の中心として機能するオフィスをデザインすることは、人々が赴きたいと思うような空間を生み出すことを意味し、従業員が抱く「どうしてオフィスに戻るべきなのか?」という問いに答えをもたらすことができます。

真に効果的なチーミング、創造性、イノベーションを促進することを目指している企業は、現在その障害となり得るものを生み出してしまっている方法や優れたパフォーマンスを発揮するチームの構築とサポートのためにできることを考慮する必要があります。従業員が週に3~4日オフィスに出勤することが期待されている場合、オフィスは空間デザインと文化の両方によって効果的なチーミングへとつながるような意義ある対面式の交流を促進するものでなければなりません。

まず始めに、企業はチームがこの特定の目的を持つコラボレーションを実現することができるようにワークプレイスデザイン考察を念入りに調べる必要があります。こうした考察は、従業員が問題解決やクリエイティブな思考、イノベーションを生み出すためにチームで集まる「場所」と「時間・タイミング」を中心に展開される地理上の境界線です。最近は多くのチームのメンバーがオフィス、自宅、サードプレイスに分散しているため、こうした問いに答えることが重要です。

文化チームのコラボレーションモードも、分析される必要があります。チームは、計画されたミーティングやフォーマルなプレゼンテーション内で情報をシェアしていますか?またはアイデアを生み出したり、ブレインストーミングや戦略的嗜好を促進するためのカジュアルな空間を必要としていますか? こうした特定の作業ニーズが一度理解されると、チームメンバーに柔軟性とアクセスをすぐにもたらすことができ、パフォーマンスに優れたチームが活躍できる環境を構築することができる、物理的ワークプレイスをデザインすることが可能となります。

各チーム独自のニーズに合わせてデザインされたオフィス空間を提供することで、雇用主は従業員の教育を行うためのより良い準備を整え、より頻繁にオフィスに戻ることが従業員と企業の両方にとって有益な体験となる理由を示すことができるようになります。   

チームの柔軟性を再定義

Intuity Park Benchが、チームの打ち合わせやアイデアの創造、または交流といったコラボレーションを促進する環境を生み出す方法をご覧ください。

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