2021年6月1日 • 所要時間:約4分

チームに平等なコラボレーション体験を与える

高いパフォーマンスを示すチームをWork from Anywhere環境に適応させる

by Aaron Haworth

COVID-19に起因するWork from Anywhereの文化が定着する様子を見せ、従業員に平等なコラボレーション体験を与えることがこれまでにないほどに重要になっています。たとえ遠く離れていても、チームメンバー全員のエンゲージメントと生産性を維持し、コラボレーションの取り組みにおける活発な参加を促進することが重要です。

昨年からのコラボレーションとチームワークを巡るパラダイムシフトは、特に組織において高いパフォーマンスを示すチーム(HPT)に大きな影響をもたらしました。HPTは専門的なスキルを持つメンバーが相互に補完しあうチームと定義されます。HPTは厳しい具体的目標を共有し、高いスキルが要求される作業と効果的なコラボレーションによって高度な成果の達成に集中します。チームが何を専門としているのかを理解すれば、従来からのオフィススペースにおける混乱がHPTの遂行能力を大きく妨げることが明確になります。組織はチームの適応を支援する必要があります。同時に、チームメンバーの体験の共有を追求すべきです。そのための重要な手段は、インパクトが高い、デジタルワークストリームのためのコラボレーションテクノロジーです。

ハイブリッドコラボレーションのためのテクノロジーソリューション
前回のSparkの記事で示したとおり、HPTにとって明確な目標、しっかりと管理されたチームプロセス、限界の調整が重要です。部分的に分散しているチーム(一部が同じ空間で作業し、その他がバーチャルワーク)の場合、HPTが直面する問題を解決するためにインパクトが高いテクノロジーとツールが特に重要になります。これらのテクノロジーには、クラウドベースのストレージシステム、デジタルホワイトボード、個人用デバイスだけでなく、統一されたコミュニケーションツールも含まれます。そして、デジタルワークストリームのためのコラボレーションツールはこれらの各分野やそれ以外におけるチームのニーズに応えます。

ヘイワースのBluescape、SlackやMicrosoft Teamsなどのプラットフォームのそれぞれが、従業員のバーチャルコラボレーションを実現する共通の空間を提供します。これらは、活動、責任事項、グループのアクセスを支援します。また、タイムライン管理や、作業の場所と期限を平等に決定するためにも活用されます。チームが共にこの種のツールを活用すると、効果的に作業することができ、より高い生産性をあげることができます。

コラボレーションにおける平等を確保する
ワークストリームのためのコラボレーションツールを使用するもうひとつの大きなメリットは、ツールが平等なコラボレーション体験をチームに与えるのに役立つことです。これまで考えやアイデアを提供する機会が得られなかったチームメンバーの貢献を引き出すことができます。メンバーの多様性や、さまざまなスキルと才能の混在はHPTの最も重要な特性です。よって、チームが機能を発揮するためには、メンバー間でバランスの取れた貢献を実現することが欠かせません。同一のコラボレーションプラットフォームとコミュニケーションシステムを複数のグループが活用するよう調整することは、チームの適切な機能と、各メンバーのエンパワーメントのために欠かせません。

Bluescapeの営業パートナーマネージャーであるShawn Stenbergは、ワークストリームのためのコラボレーションプラットフォームがHPTの平等のニーズにどのように応えるか、次のように説明しています:

「Bluescapeや他のワークストリームコラボレーションプラットフォームによって、可能な限り対面に近い体験がHPTに与えられると、HPTが必要とする平等な体験の機会を獲得します。これらのプラットフォームは、チームのリソースを簡単に活用できるように集約します。そして、すべてデジタル環境のプロセスを可視化し、プロセスをつなぎ合わせ、プロセスを合成する状況を支援します。チームがこれを体験すると、チームにデジタルの世界が展開し、平等な体験を生み出すだけでなく、より速く決断し、より速く結果を出すことができるようになります。そして、とりわけ遠隔地からの労働力のエンゲージメントが強化されます。ちょっと言いすぎかもしれませんが、Bluescapeのような適切なワークストリームコラボレーションプラットフォームによって能力を拡張しないHPTは、実際のところハイパフォーマンスなチームになりえないと思っています。」

チームの連携維持を支援する
結局、コラボレーションのテクノロジーは、効果的なエンゲージメント、チーム目標の明確化とすり合わせを可能とする継続的な対話のワークプレイスをHPTに与えます。共有ワークプレイスはこれを超えて、チーム間の摩擦を最低限に抑え、緊張や対立による無駄を省くことができます。これらのツールは、グループの知識の蓄積を支援し、また、問題解決に伴う焦燥感を乗り越えるのに役立ちます。

次に、HPTにおいてコラボレーションプラットフォームの価値を最大限に高めるヒントをいくつか示します。

  • 新しいテクノロジーが現行のコラボレーションの手段に比べてメリットをもたらし、複雑さを抑えることを確認する
  • リーダーは新しいツールの採用を支持する行動と態度を示す
  • 新しいテクノロジーの採用を支えるために必要なリソースを約束し、考えられる問題に対応する

結局のところ、HPTにはテクノロジーによるチームのワークプレイスが必要です。そのために、チームメートの勤務地を問わずにシームレスなアクセスとコミュニケーションを可能とするワークフローのコラボレーションのためのプラットフォームを1つまたは複数用意すべきです。ここで、チームとツールのパフォーマンスを最適化するため、組織の目標にうまく適合した空間を確保する必要があります。まとめると、ワークストリームのコラボレーションプラットフォームは大変価値あるリソースとして機能し、特にミッションや目標に対する潜在的な危険を解消しようとするHPTに不可欠なものです。これらのプラットフォームがもたらす効率と連携は他の手段で実現できるものではなく、チームのパフォーマンスを次のレベルに引き上げることができます。

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