2024年10月31日 • 所要時間:約5分

ケルン 2024の5つのハイライト

Orgatecとヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンス

by Alex Przybyla

ワークプレイスの一大イベントとも呼べるこの週は、様々な驚きと発見にあふれていました。ヘイワースは、Orgatecフェアとヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスの2会場にて展示を展開し、ライブデモンストレーション、パネルディスカッション、アクティブなイベントで毎日賑わいを見せました。

イベントの総集編をぜひお見逃しなく。今回はケルンでのハイライトを(手短に)5つご紹介します。 

1.      ヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンス


ヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスでの「We Are Makers」

「We Are Makers」というテーマに沿うように、ヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスのあらゆる場所でストーリーが展開され、ヘイワース製品が体現する工芸、意図、配慮が、すべての展示に現れていました。

Boss Barは終日ゲストにコーヒーを振る舞う場所として、BoConceptラウンジは一息つく空間として活躍しました。テストドライブルームでは、新製品のAloha Proを含むヘイワースチェアの座り心地を皆さんに体験していただき、サステナビリティサロンでは、ヘイワースが用いる素材に関するストーリーをご紹介しました。また、イマーシブなストーリーを展開する4本のタワーでは、普段ほとんど目にすることのないプロセスの中へとゲストをご案内しました(以下でさらに詳しくご紹介しています)。

2回目の開催となるヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスは、Orgatecウィーク内で再びその存在感を明らかにし、瞬く間にケルンイベントの圧倒的なハイライトとなりました。 

2.      「Orgatec 2024」で実現した音響性の知覚


BuzziSpaceアコースティックトンネル

ヘイワース、BuzziSpace、HushofficeはOrgatec展示会場にて一丸となり、ヘイワースグループのスーパーブースを完成させました。こうして誕生した展示には、音響性を実際に体感できる2つのインスタレーションも含まれています。

Hush Experience Boothでは、ゲストは時間制限付きのクイズに挑戦しました。まずゲストは、スピーカーから集中を妨げるようなオフィスの雑音が流れるオープンな電話ブース内でクイズに回答した後、同じ質問をhushFree.Sブース内で回答します。優れた集中を促す環境がもたらす改善結果は、目を見張るものでした。(私個人の体験では、10パーセント速く、33パーセント少ないエラーで回答することができました。)

BuzziSpaceアコースティックトンネルは、2つのパートで構成されていました。トンネルの最初の部分はすべて硬い表面の素材で覆われており、ノイズを軽減するものが一切ないため、すべての音の反響が増幅し、会話には困難な環境となっていました。2つ目の部分にはBuzziSpaceアコースティックソリューションが備えられており、足を踏み入れたその瞬間、違いを明確に体感できる設計となっていました。調和されることによってノイズが抑えられ、会話を容易に理解できるだけではなく、大声で話す必要もなくなりました。

音響性を知覚することは容易ではありませんが、この2つのインスタレーションは静寂をもたらすことによってこの難題を見事実現してみせました。 

3.      Werner Aisslinger氏によるデザインに関するストーリーテリング


コラージュとナラティブデザインを語るWerner Aisslinger氏

Werner Aisslinger氏は、ストーリーテリングデザインに関する自身のプレゼンテーション内で「(デザインの)未来はコラージュにあると思います」と語りました。「未来とは常に、これとあれ、古いものと新しいもの、ビンテージ、クラシック、モダンデザインといったものを組み合わせることなのです。」

ストーリーを語るようなAisslinger氏のナラティブデザインアプローチは、コラージュスタイルを特徴としています。あらゆる標準的なアプローチから開放されたコラージュアプローチは、自由な創造性をもたらすことができます。そしてAisslinger氏のスタジオはこうした自由を活用し、プロジェクト一つひとつに「本物のストーリー」を生み出しているのです。Aisslinger氏と彼のチームは、自分たちにスポットライトが当たるのではなく、その空間にいる人々が主人公となれるような空間を創造しています。

「私たちはシーンを作るセットデザイナーです」と語る、Aisslinger氏。「私たちは人々のために空間を生み出すのです。」

Aisslinger氏のプレゼンテーションに関する詳細は、後日ご紹介します。お見逃しなく。 

4.      工芸と産業に関するSebastian Herkner氏とDavide Angeli氏の対話


Henning Figge氏、Sebastian Herkner氏、Davide Angeli氏

今回のイベントでは「We Are Makers」というテーマのもと、美しい作品や空間を生み出す素晴らしいデザイナーをさらに2人お招きすることができ大変光栄でした。AMDL CIRCLEのDavide Angeli氏とSebastian Herkner氏が語ってくださったのは、工芸と産業についてです。

一見すると、工芸と産業とは正反対のもののように思えるかもしれません。工芸とは時間や注意力、実験的姿勢などが求められますが、産業とはスピードや効率性、一貫性が求められます。

Angeli氏とHerkner氏は、工芸と産業が部分的に重なり合う興味深いポイントを発見しました。そしてその発見とは、2つは互いに補完し合い、デザインプロセスを通して複雑に絡み合うものであるということです。両者は共存するべきものであり、美しい調和が保たれた時、産業は工芸により広いアクセス(入手しやすさ)をもたらし、考え抜かれた工芸は産業過程全体における人間らしさを保つことができます。

詳細はこのパネルディスカッションをご覧ください。  

5.     イマーシブストーリータワー 

Zodyの修復を行うライブイベントが特徴のセカンドライフタワー

製品ストーリーの最も素晴らしい側面は、時として目に見えないことがあります。その側面とは、素材に関するイノベーションであったり、考え抜かれた製造プロセス、オフィスやご自宅に製品が届くずっと前に行われる工芸的な作業などである場合もあるでしょう。

会場で展開された音響体験と同様に、ヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスのストーリータワーは知覚しにくい遠く離れたストーリーを体感できるようにしています。

セカンドライフタワーでは、ヘイワースがZodyチェアを実際に修復してみせ、BuzziSpaceタワーでは、平らなフェルトサークルが手作業で縫い合わされ、エレガントなBuzziPleatへと姿を変える様子をご紹介しました。また、ニッティングタワーではBuzziSpaceとのコラボレーションの一環として、Maison Tricotが複雑なニットを編み上げました。出来上がったニット作品は、熟練した編み物職人の技術を真に体現する存在となりました。Maison Tricotでシニアデザイナーを務めるCatharina Bossaert氏は、「工芸を受け継ぎ続けることは本当に重要です」と語っています。 

「We Are Makers」というテーマによって、ヘイワース・ウェアハウス・エクスペリエンスは私たちの製品を影で支えてきた大切な技巧や工芸に光を当てることができました。普段出会うことのない遠く離れたストーリーを、より近く、より鮮やかに体感できるようにし、Orgatecブースは音響性の知覚を可能にしました。今後ご紹介する、Werner Aisslinger氏、Sebastian Herkner氏、Davide Angeli氏のセッションにもご注目ください。

5つのポイントをまとめた「Orgatec 2024」ハイライトはお楽しみいただけましたか? 「Orgatec 2024」に関するさらなるコンテンツを近日ご紹介予定です。お待ちいただく間に、2026年のOrgatec開催日時をスケジュールに追加しておきましょう。

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