2023年8月22日 • 所要時間:約3分

収納ソリューションの変革

人々のニーズにフォーカスした収納は、新しい働き方をサポートしてくれます

by Haworth, Inc.

オフィスの業務内容を記した毎年更新の職務記述書が存在したとしたら、その内容はどのようなものでしょうか。2020年度のオフィス職務記述書を10年前のものと比較した時、オフィスに対する期待(要求)がかつてない高まりを見せていること、そして私たちの収納ニーズが変化したことがはっきりと分かります。

現代のオフィスはワークプレイスを提供する以上に異なる働き方とタスクに適応し、コラボレーションを促進しながらバーチャルなつながりや社会的なアクティビティ、休憩を促す空間を提供できるものである必要があります。また、以前は個別の空間に隠すように設置されていた収納要素は、現在ではワークプレイス内にシームレスに統合されるようになりました。

ワークプレイス収納に影響を与えるトレンド
複数の要素がワークプレイス収納に劇的な変化をもたらしました。ひとつは商業用不動産の賃貸コストの上昇です。より多くキャビネットを揃えれば、それだけコストも上昇します。

収納目的でしか使えない空間はコストパフォーマンスに劣りますが、収納における変化の要因となったのはこうしたコストだけではありません。私たちの働き方に訪れた変化は、企業の実質的な収納スペースの縮小を実現しました。

(ほぼ)ペーパーレスのオフィスを目指すトレンドにより、ファイルを保管する必要性は極めて低くなりました。このトレンドを促進しているのは、紙の使用量の低下と新しいテクノロジーです。

多くの企業は環境面とコスト面から紙の使用を最小限に抑えるために取り組んでいます。これは製紙用にパルプ化される木材の減少だけではなく、オフィス用紙のコスト削減を意味します。

またクラウドコンピューティングやワイヤレステクノロジー、デジタル化された情報(以前はファイルや専用の部屋・倉庫内に保管されていた情報)の広範囲にわたる使用は、収納に充てられていたオフィス空間を飛躍的に削減しました。

収納は以前のようにワークプレイス内の広い範囲を必要とすることはなくなりましたが、現在も重要な要素であることに変わりありません。収納ニーズは常に存在しています。

現在のワークプレイス内でも変わらず必要とされている収納の例は以下の通りです。

  • 一部の企業はコンプライアンス目的で書面による記録を保管するためのファイルキャビネットが必要です。
  • パントリーやオフィス用品を収納するスペースは従業員をサポートするために欠かせません。
  • さらに従業員は仕事で使う資料や個人の持ち物を保管しておけるスペースが必要です。

音響のバランスをとる

ハイブリッドスペースでの音響管理は容易ではありません。ヘイワースとパートナー企業がその実現をサポートします。

新しい働き方が収納にもたらした変化
モバイルワークは、在宅勤務のように単にオフィス外での勤務を指すものではありません。現在ではオフィス内での可動性に注目したトレンドが高まりをみせており、人々は一日を通してオフィス内を移動し、異なる空間で作業することができます。現代のワークプレイスには、可動式・移動式ワークプレイスやキャスター付きホワイトボードなどが含まれています。

作業に集中したい際には 専用の作業空間を使用することができ、チームコラボレーション時には ミーティングルームやラウンジルームを使ってアイデアをシェアすることができます。

適用性のあるワークプレイスは適応性に優れた収納を必要としています。自由なシーティング配置のオープンワークプレイスであっても、オフィス用品、印刷資料、個人の持ち物など、様々な物を収納できる空間は欠かせません。

収納の実用性以外に感情的な要素も存在しています。これはあまり明確に現れるものではありませんが、従業員の幸福度を高める方法のひとつであり、優れた人材を獲得する方法でさえあります。人材獲得にはワークプレイス内に十分な収納空間を提供することが重要となります。

現代のワークプレイスは作業スペースと収納スペースが融合されており、革新的なデザインによって高められています。適切な収納ソリューションを備え、きちんと整理されたワークプレイスは、空間と人をひとつにすることでコラボレーションを飛躍的に高め、ウェルビーイングを促進することによって、進化を続けるユニークな働き方をサポートしてくれるのです。

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