2023年5月2日 • 所要時間:約4分

コラボレーションオフィスにハイブリッドワーカーを引き寄せるには

魅力的かつ、ホスピタリティと人間味あふれるコラボレーションスペースの創造

by Haworth, Inc.

今日のハイブリッドワーク環境は、人々にどこでも働ける自由をもたらしました。しかし、Gensler社の研究は、ひとつの普遍的な事実を示しています。

それは地域、産業、役職、世代を問わず、人々はオフィスにおいて、コラボレーションにもっとも価値を置いているということ。

この明らかなオフィスの役割は、会社の意思決定者は、人々が社会的につながりを持ち、アイディアを生み出し、プロジェクトに取り組み、情報を共有するためのスペースの計画(と創造)を始める必要があるということを意味します。

新たな期待、移り変わる景色

端的に言えば、人々はリモートワークのメリットを享受しています。通勤時間がなくなり、それに伴って渋滞や始業時間に間に合わせなければいけないというストレスもなくなりました。もちろん、スポーティな服装のままで勤務できたり、自宅で心地良く過ごせるメリットもあります。リモートワークは私たちの行動様式をも変革し、タスクをこなすための新しい方法を編み出すことにつながりました。しかし同時に、仕事をするのに自宅は必ずしもベストな場所ではないということもはっきりしました。

現在、在宅勤務の需要がある一方で、出勤してチームとつながり、共にコラボレーションできるスペースも求められています。経営陣はこうした新しい期待を理解する必要があります。大事なのは、オフィススペースを支出ではなく、事業投資としてとらえることです。

イメージ転換のために経営者が行うべきファーストステップは、自ら設定した利益を生み出すためにどのようにワークスペースに投資するかを決定することです。賢明な投資は、従業員がオフィスに来る動機付けになります。義務として行かなければならない場所にするよりも、自分で選択して働く場所場所にするのです。経営者は、有意義な職場を実現するためにワークプレイスを変更し、未来のより好ましいオフィスに向けて全面的に投資している姿勢を従業員に示すことが肝心です。

しかし、必ずしもオフィス全体のデザインを変更する必要はありません。オフィス内のいくつかの主要なエリアについて新たな視点を持つことが必要です。焦点を絞るために、以下の質問を検討する必要があります。

  • コラボレーションする際、従業員はどこに集まるか?
  • 集中する時間が必要な場合、従業員はどこを探すか?
  • また、1日のうちリラックスしたり、ストレス解消したいときはどこに行くか?

このようなスペースがオフィスのフロアプランにない場合、現在の面積の一部を、こういった活動を支援する新しいスペースに変更するとよいでしょう。たとえば、時折仕事から離れて充電できるようなリトリートスペースの設置です。

コラボレーション + ホスピタリティ

ヘイワ―スのAdvance Research and Insightsチームは、未来に向けたオフィスの状況を調査しています。この調査から、従業員が求める新しいワークスペースの好みと期待に関する2つのテーマが浮かび上がってきました。

さらなるコラボレーション – オフィスをコラボレーション、つながり、カルチャーの中心にする。

より利用しやすく – 従業員を迎え入れ、人々が求めるコラボレーションの拠点となるような、魅力的でホスピタリティを感じられるユーザーフレンドリーなスペースの創造。

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屋内外を問わずに人々がつながり、コラボレーションやリフレッシュが可能な、モダンで居心地の良い空間を創造しましょう。ヘイワ―スのLookBookは、最高の居心地と成果を実現するデザインソリューションを提供します。

Gensler社の調査では、従業員の83%が、理想の環境が得られるのであれば、より多くオフィスに出社したいと回答しています。理想的な環境には、ホスピタリティとアメニティが豊富なスペースと、つながりやコミュニティのためのインフォーマルスペースの2つも含まれます。ワークプレイスデザインの専門家は、ワークプレイスは従来のようなオフィス環境ではなく、ホスピタリティ産業で見られるような人間中心のデザインになり始めていると述べています。 

時にソーシャルスペースとも呼ばれる、従業員や顧客を惹きつけるホスピタリティスペースの存在は、組織を他社とは一線を画す特別なものにするでしょう。屋内外を問わず、落ち着いた空間からエネルギッシュなスペース、集中したいときから祝い事のシーンまで、さまざまな場面で活躍します。ソーシャルスペースは、住宅のような親しみがあり、オフィスでも人間的な要素を感じられます。

社員が考える理想のオフィス像は明白です。彼らは、ハイブリッドワークの拠点となるスペースが欲しいのです。同僚とつながりを持ち、交流やコラボレーションができるオフィスに行きたいと感じています。経営者にも学びがあります。これらのアクティビティをサポートするスペースは魅力的で利用しやすく、ニーズを考慮したデザイン、つまり、より緊密なコラボレーションを実現できる、親しみのあるものでなければなりません。このような情報をもとにして、経営陣は望ましい職場としてのオフィス再考案・再活性化させ、従業員のトータルエクスペリエンスを向上させるためのスペースのリフレッシュを始めることができます。

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