2022年7月5日 • 所要時間:約3分

個人的・職場的ストレス管理に役立つアドバイス

ストレスと不安軽減教育の先駆者であるJordan Friedmanに、ストレスを軽減する方法についてお話しいただきます。

by Haworth, Inc.

時々、次から次へとタスクや問題が増え、終わりが見えなくなってしまうように感じることはありませんか? 過去数年の間に私たちが体験してきたような社会的ストレスに耐性がある人はほとんどいません。言うまでもなく世界的パンデミックは文化革新を引き起こし、働き方、交流の仕方、生活の仕方などに変化をもたらしました。

人はこれほどまでのストレスを、これほど長期間にわたって管理できるようには作られていません。結果として、彼らはストレスに関連する症状や感情を表し始め、個人的そして職業的生活にまで影響をもたらすようになってしまいます。

私たちの多くは、あらゆるストレスや不安を和らげることができる個人的・職場的ストレス管理ツールを活用することができます。「幸いにも、ストレス軽減には既に効果が証明された方法があります」と語るのは、ストレスと不安軽減教育の先駆者であり、コロンビア大学の健康教育プログラムの前ディレクターを務めたJordan Friedmanです。

同氏は、様々なテーマに関してインスピレーション溢れる講演者を招くイベントヘイワース・コネクトに参加し、ストレス管理プランを作成する方法を紹介しています。それぞれが抱えるストレスの原因に関わらず具体的でデータに基づいた効果的なストレス軽減戦略の指導を専門としており、人気の高い「Quick Calm」テクニックもその一つです。

ストレスのドミノ効果

ストレスは、明快な思考、集中、創造力、健全な関係、仕事を達成する能力、あるいは単に良い気分を感じるといったことを阻む、障害物を生み出すことがあります。結果として、私たちの精神さらには身体の健康に影響を及ぼすドミノ効果が生まれます。

「これはいつでも生じるものであると同時に、時間をかけて生じるものでもあります」とJordanは述べ、次のように続けています。「ストレスは不健康や病気の一因となります。ストレスとは車のようなものだと言えるでしょう。きちんと手入れをすれば、どんな天候でも舗装されていない道でも難なく走ることができますが、ずっと屋外に放置された車はやがて故障し、見た目も悪くなり、どこにも行けなくなります。まさにこれは、蓄積されたストレスが経時的に人に及ぼす影響です。」 

新しいエコシステム:場所を問わない仕事の仕方

パンデミック前に設計された空間は、これからの働き方に適応できなくなるかもしれません。ヘイワースのバーチャルサミットの10/10をダウンロードして、さらに詳しい内容をご覧ください。

個人的・職場的ストレス管理に役立つアドバイス

ストレス軽減を促進させるためにできる行動はいくつかあります。

  • ニュースをだらだらと続けて見ない。回避は強力なストレス軽減となり得ます。

  • お気に入りの、または最も便利なストレス解消方法を見つける。これは瞑想や音楽を聴く、外へ散歩に出掛けるといったことが挙げられるでしょう。ストレス管理はパーソナルに行うものです。

  • 睡眠の質と量を両方向上させる。休息は健康と免疫系の両方の基盤です。睡眠不足とストレスの組み合わせは免疫系を弱らせてしまいます。

ストレス認識 &「Quick Calm」テクニック

個人や職場のストレス管理プランは、ストレスレベルをより良く認識するのに役立ちます。これには個人の「ダッシュボード」を確認することが含まれます。このダッシュボードとは身体のストレス指標・ゲージで、私たちの多くは自分がどういった状態なのか十分に確認していません。

例えば、ストレスは呼吸に影響を与え、これは血流や肌の温度に影響をもたらします。そしてこのストレスに対処するために身体は闘争・逃走モードへと移行します。「これが生じると、より多くの血液が心臓や脳に集中するため、手へ送られる血液が減少します。そして手の肌が冷たくなっていくのです」とJordanは述べています。

身体がストレスを感じている状態へと移行しているのを認識したら、たとえば足や手が冷たいと感じたら、Jordanの「Quick Calm」テクニックが役立ちます。この場合、このテクニックでは、目を閉じ、息を吸って止め、「自分は温かい」と考えてから、「自分は落ち着いている」と言いながら息を吐きます。この腹式呼吸テクニックは、リラックスしてストレスを発散するように身体に信号を送る迷走神経を刺激し、気分やウェルビーイングの長期的な向上へとつながります。 

最強のストレスバスター

ストレス緩和に関するJordanのインサイトをさらにご覧になりたい方は、ヘイワース・コネクトの録画ビデオプレゼンテーションをご覧ください。

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