ZanottaとCassinaのCEOを務めるLuca Fuso氏が、デザイン哲学を始め、Zanottaを代表するラディカルな精神、Cassinaアーカイブの素晴らしい作品について考察します。
2024年8月27日 • 所要時間:約3分
誰もが楽しめるデザイン美
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秩序としてのデザイン
ZanottaとCassinaのCEO、Luca Fuso氏は、デザインに心を奪われた幼少期の体験を今でも覚えているそうです。「とても幼い時でした。私はきちんと整理されたものが好きだったので、(デザインに夢中になるのは)当然のことだったと思います。物事を事前に計画することが好きでしたね。」 「このことこそがデザインです。なぜならデザインは、機能的であると同時に美しいものを生み出す方法だからです。」
彼はデザインを、混沌を秩序ある世界へと作り変える思慮深いアプローチとして捉えています。「私がデザインを愛してやまない理由は、ここにあると思います」と述べ、Fuso氏は次のように続けます。「優れたデザインの素晴らしさとは、他者の解釈を介さなくても理解できるものであるという点です。見た瞬間に、理解できるのです。」
現代は無秩序で騒々しく、当惑や対立を生み出すものですが、考え抜かれたデザインはその救済策になります。(「ノイズを和らげ、克服するための明確性をもたらすもの」としてデザインを捉えるFuso氏の哲学は、脳の多様性を考慮した空間デザインの普及とともに、さらなる注目を集めることでしょう。)
Zanottaのラディカル精神
ヘイワースグループメンバーに新たに仲間入りしたZanottaは、「過去70年間を代表する創造性あふれるデザイナーが手掛けたデザインを展開する極めてクリエイティブな製品」コレクションであると語るFuso氏は、Gommaアームチェアに腰掛けながらZanottaのストーリーを語ってくださいました。イタリア語で「チューイングガム」を意味するGommaは、Zanottaが世界的な注目を集める前にデザインされましたが、Fuso氏はブランドの代名詞とも呼べる「ラディカル精神」を体現していると確信しています。
Gommaは「20世紀で最も創造性あふれる時代、1965年〜1975年にデザインされました」。「そして50年以上も経った今、こうしてこのデザインを眺めてみても、そのデザインの素晴らしさは決して色褪せることはありません。幅広い用途を満たし、当時と変わらない快適な座り心地を提供しています。異なる空間で異なる目的を果たすことができるもの、これもまたデザインなのです。」
Gommaは、Fuso氏が復活を目指す素晴らしいZanottaコレクションのひとつに過ぎません。「コレクションの中には復刻すべき製品がたくさんあります」とFuso氏。「私たちの目標は、コレクションにあふれるラディカルな精神を再び活性化させ、Zanottaを特徴付けるラディカルなアプローチを長期にわたって実践していくことです。」
Cassinaの豊富なアーカイブ
Cassinaチームの一員となった時、Fuso氏は膨大なコレクションの素晴らしさに驚きました。1世紀以上にわたる歴史を持つカッシーナのアーカイブには、1920年代の美しい作品が含まれています。名高いデザイナーとのコラボレーションを重ねてきた歴史が形成するCassinaのアーカイブは、まさにモダンデザインの縮図であり、Charlotte Perriand、Patricia Urquiola、Le Corbusier、Carlo Scarpaなどのあらゆるデザイン世代の匠たちが手掛けた作品を展開しています。
様々な時代やスタイルの作品を美しい調和を保ちながら組み合わせることができるという点は、Fuso氏が「Cassina Perspective」と呼ぶCassina独自の視点を特徴付けています。「ブランドの精神とは、ブランドが手掛ける作品を通して理解されるべきだと思います」とFuso氏。また無数の素晴らしい作品が並ぶデザインアーカイブを持つCassinaは、過去と現在の巨匠、そして未来を担うデザイナーたちのデザインをひとつにまとめ、それぞれを際立たせる形で作品を組み合わせることができるという点において、極めてユニークです。様々な時代を見渡す
「デザインの歴史をひとつの場所で展開できる場所、それはCassina以外にありません。」
クリエイティブな考え方の探究
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