2019年1月、KLMはブダペストオフィスにシェアオフィスポリシーを導入したいと考えていました。このプロジェクトは金融センターの190名の従業員に適用されました。建築事務所のMádiLáncos Studioと当社とのコラボレーションにより、1,400㎡規模のワークプレイスを一新するプロジェクトが始動しました。
プロジェクト目標は、企業アイデンティティを強く反映しつつコラボレーションの促進と機能性の両方を実現可能なワークプレイスを生み出すことでした。社員が敷地内で仕事を続けられるようにしながらプロジェクトを実施しなければならないことが課題でした。
改装前のオフィスはデスクが整列し、ミーティングルームはカーペットや壁にほとんどデザイン性のないフォーマルなものでした。しかし現在、オフィス空間は活気ある雰囲気へと一新され、打ち合わせスペース、ラウンジエリア、オフィス、ミーティングルームなど様々なコラボレーションエリアを展開する統一感のある空間へと生まれ変わりました。
デザインのキーポイントのひとつとして、航空をイメージしたテーマに抽象的な要素を取り入れ、企業アイデンティティを際立たせました。
カラースキームは、空に現れる様々な色合いやグラデーションをベースとしています。素材には空港の雰囲気を彷彿とさせるようなものや、ステンレスなど飛行機に使用される典型的な素材をセレクトしました。
カラーはワークステーション周りにはナチュラルトーンのカラーを選択し、コラボレーションエリアにはポップで鮮やかなカラーを使用してデザインしました。
アコースティックはカラフルでエネルギーに満ちたコラボレーションエリアを生み出すことと同様に重点項目でした。
「ワークステーションにはタスクチェアを、そしてフォーマル・インフォーマルなコラボレーションエリアには快適な多目的家具を、といったようにヘイワースはあらゆる空間に最適なソリューションを提供してくれました。私たちが探していたのは、個性やデザイン性を持ちつつ主張し過ぎない高品質のオフィス家具でした。」